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ポータブル電源は、電気の無い場所で電気が使える

ひろうエネルギー

ポータブル電源というものがあります。

キャンプなど、外でも電気を使いたいときに利用するものですが、このポータブル電源の利用について考えてみましょう。

 

 

1 ポータブル電源の概要

2 ポータブル電源で使える電気・主な検討項目

-1 出力ポートの種類

-2 使用出来る最大のパワー(定格出力W)

-3 使用出来る最大量 (蓄電容量Wh)

3 ポータブル電源を充電する方法

4 使用用途・目的

 

 

1 ポータブル電源の概要

ポータブル電源とは、持ち運べる大きめの蓄電池に出力ポートが付いたものです。

蓄電池は電気を蓄えておけるもののこと。バッテリーとも言いますね。

 

スマートフォンやワイヤレスイヤホンなどの充電がなくなった際に、外でも充電できるよう持ち運ぶモバイルバッテリーがありますが、そのモバイルバッテリーよりもずっと大きなバッテリーです。

同じバッテリーの仲間ですから、大きな意味で使い方は一緒です。

 

バッテリーに充電する(入力) 

 バッテリーに電気を(必要なときのために)貯めておく(蓄電)

(必要なときに)バッテリーにつないで使う(出力)

 

モバイルバッテリーには、バッテリーに充電するための入力ポートと、USBの出力ポートが付いていると思いますが、モバイルバッテリーとポータブル電源との基本的な違いは、入力・蓄電・出力ともに、より大きくなっているということです。

 

ポータブル電源は、コンセント(AC100V)出力に対応しているものが多いので蓄電容量が大きく、ポータブル電源への入力時も充電電力の大きなコンセント(AC100V)などに対応しています。

 

ポータブル電源は、容量(Wh)・最大出力(W)・機能の違いで出来ることも大きく異なります。

 

ちょっとしたアウトドア活動に持って行きやすい小さなものは出来ることも少なく、逆に大きなものになると家庭用電化製品(IHクッキングヒーターや電子レンジなど)でも使用可能なものもあります。

もちろん価格も、数万円で購入できるもの~50万円を超えるものまで、大きな差があります。

 

ポータブル電源は安くないので、何をするために購入するのか用途・目的を定め、またお財布とも相談して購入されることをお勧めします。

ここで忘れてはいけないことは、大容量のポータブル電源は70kgくらいのものもあり、重くて気軽な持ち運びには向かないということです。

容量(Wh)や最大出力(W)は大きく・多機能なものが良いと思いたいところですが、「大は小を兼ねるとはいかない」のが残念なところです。

 

用途と目的をよく考えてから選定することが大切です。

 

 

2 ポータブル電源で使える電気・主な検討項目
-1 出力ポートの種類

使える電気の種類は機種によりますが、主に次のような出力ポートを備えている機種もあります。

(ACは交流、DCは直流のことです)

 

コンセント(AC100V)

住宅でよく使われているコンセントです

 

シガーライターソケット(DC12V)

自動車の運転席周りよくについている充電につかうポートです。

シガーライターとは言ってもこの頃はタバコの火を付けることは少なくなったかもしれませんね。

 

USB-Aポート(DC5V)

スマートフォンなどの充電ケーブルを挿すことの多いポートです。

その他、この頃はUSB-Cポート付きや、ワイヤレス充電が出来るタイプもあります。

また、日本ではあまり使わない出力ポートの付いているものもあります。

 

 

-2 使用出来る最大のパワー(定格出力W)

「定格出力」や、「出力」の欄に記載されています。同時に使用できる出力の最大値です。

 

ポータブル電源に接続して利用したいと考えている家電の消費電力を確認してください。

例えば車中拍で使うことを考えていて、そのポータブル電源から電子レンジやIHクッキングヒーターの電源をとろうとした場合、その機器の各々の消費電力の合計よりも、ポータブル電源の定格出力が大きくないと使えません。そのとき同時にパソコンやモニターの利用や、スマートフォンやタブレットなどの充電も行う場合は、それら全ての消費電力を合計して検討しておくことが必要です。

 

 

-3 使用出来る最大量 (蓄電容量Wh)

「容量」や、「電池容量」の欄に記載されています。

接続する機器の消費電力は小さい場合でも、長時間使用していると蓄えてあった電力はだんだんと減っていきます。

例えば車中泊で、夜寝る際に電気毛布を使用するとして、その電気毛布の消費電力は少なくても、それを夕方~翌日まで使用しつづけると結構な時間になります。また、複数人で行く場合は使用する電気毛布もその枚数分の消費電力を検討しておく必要があります。夜中、寒いときに電気毛布が使えなくなったら凍えてしまいます。

※それ以前に使った機器(電子レンジ?など)で消費して減ってしまっている電力も計算に入れておく必要があります。

 

 

3 ポータブル電源を充電する方法

充電の手段は「充電方法」や、「入力」の欄に記載されています。

AC(家庭のコンセント)からの充電、ソーラーパネル(太陽光発電)からの充電、シガーライターソケット(走行中の自動車)からの充電などの手段があります。ポータブル電源によっては対応していない手段もあります。

また、太陽光発電パネルからの充電には当然ですが、ソーラーパネルも別途購入しないといけません。

ソーラーパネルを購入する場合は、そのポータブル電源の充電の規格(入力電圧など)に合っているか確認する必要があります。

 

 

4 使用用途・目的

さきに書きましたが、ポータブル電源は小さなもの~大きなものまでかなり幅があります。

ここでは考えられる使用用途・使用目的について、考えてみたいと思います。

 

ピクニックやバーベキュー、キャンプ、グランピング、ドライブ(日帰り)

何をするかによりますが、基本的には小さめなポータブル電源で宜しいのではないかと思います。

大きいポータブル電源は持って運ぶのがかなり大変です。スマホの充電や小さなLED電灯くらいであれば小さめでも足りそうです。

家電を使った料理をするかどうかによって、どの程度のポータブル電源が必要になるかが変わります。

 

旅行(車中泊)

ポータブル電源が活躍できる場面と思います。ポータブル電源は大きめでゆとりのあるものが安心です。

ポータブル電源も大きいものだと大人一人くらいのスペースをとるので、車内スペースとも相談ですね。

自動車での走行中はシガーライターソケット(DC12V)からポータブル電源への充電も出来るので相性は良いと思います。

ポータブル電源の容量や、充電時間(=走行時間)にもよりますが12Vでは充電が遅すぎて実用的じゃないと感じるかもしれません。達人・強者は屋根にソーラーパネルを載せてポータブル電源の充電に使っている人も居ますね。

 

防災・災害時の停電対策

これもポータブル電源が活躍できる場面と思います。ポータブル電源は大きめでゆとりのあるものが安心です。

ポータブル電源の性能によっては冷蔵庫を停めずに済みますし、テレビやパソコンなどで情報をとることにも使えます。

最大級のポータブル電源では、ヒーターや電気毛布の使用、エアコンの冷暖房運転も可能なものもあります。

停電時間によりますが、長い時間停電していると大型のポータブル電源でもバッテリーの残量がなくなってしまいます。

そんなときのためにソーラーパネルがあるとさらに安心です。発電は日中だけですし天候にも左右されますが、少しでも電気が使えるのか全く使えないかは大きな違いとなります。

※台風は天気予報である程度は予測できますが、地震は予測できません。いざというときにポータブル電源の充電が切れてしまっていると電気が使えないので日頃からの充電が大事です。

 

その他、

電源の無い場所での工事でも、電動工具やそのバッテリーの充電、暗い場所の照明の電源などで活躍します。

パソコンなどの精密機器で使用する際には、ポータブル電源からの出力が「正弦波」であることが大事です。

蓄電池の種類によって充放電可能な回数に差があるので、頻繁に使う場合は考慮したほうが良いと思います。製造メーカーによりますが、一般的に言われている充放電可能回数は次のような内容です。

・一般的なリチウムイオン電池の場合、充電のサイクル回数は500回程度

・リン酸鉄リチウムイオン電池の場合、充電のサイクル回数は2,000~4,000回程度

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